急性症状の治療

お子さまの歯が急に痛み出したら

お子さまが急に歯が痛いと言ってきた場合、想像以上に状態が悪い場合もありますので、まずは症状を確認し、早急に当院までご連絡下さい。
当院では、突然歯茎が腫れた、赤くなった、膿が出た、発熱した、強い痛みが出た等の急性症状に対して、早急に症状を緩和するための設備を整えております。

痛みが激しい場合、まずは痛みを取り除くために抗菌剤や消炎鎮痛剤を打ち、ケースによっては麻酔を使用します。
お薬のアレルギーや体調不良がある場合には、事前にお申し出下さい。適切な処置を行います。
また、最新のレーザー装置などを使用して、腫れがある部分の消炎・殺菌を行い、出血がある場合は出血を抑えます。

こんな症状は要注意

歯がズキズキする

歯茎や神経が炎症を起こしている可能性があります。放っておくと、歯が抜けてしまうこともあります。

じわじわと痛む

歯根深くに病原菌が浸透している可能性があります。また、歯茎に炎症が起こっており、歯周病のサインかもしれません。

噛んだ時に痛い

むし歯や歯周病などが原因で、歯根周辺に炎症を起こしている可能性があります。また、慢性的な歯茎の炎症があるかもしれません。

歯茎が赤く腫れている

歯茎が赤く腫れている場合、歯周病にかかっているかもしれません。また、歯周病の予備段階の炎症を起こしている可能性があります。このような見た目にわかりやすい症状が出ている場合、歯を失わないためにもすぐに歯科医院に相談してください。

急性症状を未然に防ぐために

フッ素塗布

歯が健康な状態から、歯科医院にてフッ素を塗布してもらいましょう。
定期的に歯医者に通うことが難しい場合、ご家庭にてフッ素濃度が高い歯磨剤を使用して歯をブラッシングすることをおすすめします。

シーラントでむし歯予防

子どもの奥歯の噛む面には溝があり、歯ブラシの毛先が届きにくい箇所があります。
この溝を合成樹脂で埋めてしまう治療が「シーラント」です。
麻酔が不要で、歯を削らない治療のため、気軽に受けることができます。

キシリトールの接種

ケーキ、チョコレート、スナック菓子などを多く摂取すると、むし歯や歯周病の原因になります。
キシリトールは天然の甘味料であり、砂糖と同等の糖度でありがなら、むし歯の原因となる菌をつくらず、唾液の分泌量を増加させるはたらきがあるため、お子さまの食後にキシリトールを与えると、むし歯リスクを抑えることができます。

歯科定期健診を受ける

近年では、歯科医院の数は多くあり、お住まいの地域の近くにもたくさんの歯科医院があるはずです。
その中から、良いと思った歯科医院をかかりつけの医院とし、歯科定期健診を受けることで、健やかな口内環境を維持することができます。